『すきすきワンワン!』良いよね〜!!
月曜の深夜に見るにふさわしい、やわらかで穏やかな物語。
ダメダメ男の雪井炬太郎と昔飼ってた愛犬てんの生まれ変わり木ノ宮天(浮所飛貴くん)とのハートフルなドラマ。
岸くんの等身大の演技が素敵で毎回じんわりカイロのように心を温めてくれる作品。
コタくんは自分の素直な気持ちに向き合えてこなかったのか、問題に直面すると取り敢えず言い訳を言って逃げようとするわけだが、
天くんの励ましでちゃんと向き合って少しずつ前向きになっていっている。
きっとコタくんは優しすぎて人の気持ちまで考えてしまって、心が純粋ゆえに傷つきやすくて、
自己防衛から色んなことを避けてきたんだろう。
だけど愛犬という、何の邪念もなくただただ真っ直ぐに自分だけを見てくれる存在があることで自分と向き合えてきているのだろう。
第2話で元カノにお金を返さない理由として、
嫌われてでも関係を繋いでいたかった
とコタくんは言っていた。
本当は自分がどれだけ彼女のことを大切にしたかったか、だけど本心を言ってそれを拒絶される恐怖の方がまさって言えなかった。
そう言うことって、コタくんほどダメでない人たちもきっと一度は感じたことなのではないだろうか。
最後、元カノにお金を返すときに何も言わずにじっと彼女のことを見つめて、
それでも何も言えないと言うシーンがあったが、
セリフがなくても岸くんのまなざしは確かに彼女に対する思いを発していたように感じた。
目は口ほどに物を言うとはよくいったもので
あんなに必死な眼差しできるのは岸くんの素晴らしい感性の賜物かと思う。
だから私は岸くんのまっすぐな眼差しが好きです。