ねえ??盛り上がってんの??

一般的なジャニヲタです。ジャニーズに生かされて生きる30代。

『”それ”がいる森』正直レビュー(ネタバレあり?)

2022年9月30日。

我らが相葉くんの主演映画が公開された。

『“それ”がいる森』

 

相葉くん8年ぶりの主演映画ということで、われわれ葉担の鼻息は荒かった。

 

8年前の主演映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』はファンタジーラブストーリーということと

相葉くんの誕生日であるクリスマスにちなんだキラキラ可愛らしい映画で

まだ”相葉ちゃん”感のある初々しい演技の相葉くんと非常にマッチした素敵な映画だった。

 

当時、地方で就職したてだった私は仕事終わりにほぼ毎日映画館へ通い詰め、

衣装展示を見るためだけに東京へ赴くほどゴリゴリに入れ込んでいた。

 

なんと言っても、純朴で心優しい青年役が相葉くんにピッタリで

相葉くんにとっての初主演映画にふさわしい作品であった。

(是非、今年のクリスマスはこちらの作品も見てほしい)

 

そういう背景もあり、相葉くんの主演映画とあれば何度も見に行って

興行成績に貢献する所存であったのだが………

 

 

私はジャニオタであると同時に演者がジャニーズだろうが無かろうがあらゆる映画やドラマが大好きでこれまであらゆる作品を見てきた。

今回はあくまでイチ映画として感想を正直にまとめよう。

 

 

まず、前半部分は”それ”がなんなのかわからないまま話が進む。

 

うん、ここまではめちゃくちゃワクワクした。

 

そもそも私はホラーが大の苦手で、それでも相葉くんが出演するならば…!と

覚悟を決めて臨んでいたので

「さあ幽霊でもなんでも来るならこいや卍」などと気合い入れまくってた。

 

だってさ、あの『リング』を生み出した中田監督の作品だよ?

そりゃ良くも悪くも期待するでしょ?幽霊。

 

そんな中”それ”が”あれ”だったときのガッカリ感たるや。

そっち!?!??!っていう。

 

いや、まあうん、いいのよ。

いいんだけどね。

予告で流れてる『森のクマさん』のまんま、まだ熊だったらまだマシだったかも。

実際に熊が村を襲ってかなりの被害者が出た悲惨な事件もあったわけだし。

 

何度も「どうか”あれ”じゃなくで裏の裏をかいて実はまた別のやつでした!ってなってくれ…」って祈ったからね?

ポップコーン食いながら。

 

もうね、出オチ中の出オチ。

あれだけ宣伝で期待させといてこれかと。

森にいたのは”出オチ”だった。

 

けどね、私そのときハッとしたわけ。

 

よくテレビバラエティの予告で「驚きのゲストが登場!!!!」とか言って、

ゲストの顔を隠してるやつあるじゃん?

あれって大抵大した人じゃないって法則。

 

本当にすごいゲストなら顔を隠さずにその人がゲストであると宣伝した方がその番組見るじゃん。

大したゲストじゃないとその人自身で視聴を誘導することができないから、そこはもう

隠すことでそのゲストが誰か気になるという視聴者の心情を煽ってるってこと。

 

そう、この映画もさんざんCMとかで”それ”をモザイクで隠してたじゃん…

 

そのときに気づくべきだった…

テレビ&映画ウォッチャーとして一生の不覚…

…ってなんで私が反省しなきゃいけないんだよ。

 

 

そんなこんなで”それ”が”あれ”だとわかったところでもうあとは相葉くんのビジュアルを楽しむことに徹底したよね。

(ジャニオタの魂百まで)

 

 

てかさ”それ”の作りが結構チープに見えたのは私だけ?

なんかさあもっとリアルにできなかったのか?

なんていうかこのチープさの既視感、『学校の怪談』なんよ。

マジでこれ見た人はわかるはず。

 

そうか、これは子供向けの映画なのか。

そう思えばまだ心に余裕が持てる。

大の大人が「幽霊ドンと来い卍」みたいなテンションで見てはいけないモンだったのか。

きっとそうだ。(自己洗脳)

 

”それ”の倒し方も想像の斜め上で簡単だったし。

「ご家庭にあるもので倒せます!」って感じ。ってゴキブリの撃退方法じゃねえんだから。

 

てか、この話全体通してかなりの被害者出て更には大半の被害者が子供っていう結構鬱展開ではあるんだよね。

 

舞台である小さい村でさ、やれ”少子高齢化”だの”地方過疎化”と叫ばれてる昨今で。

歴史に残る大事件だと思うんだけど。

 

なのにラスト、みんな何食わぬ顔でサッカーしてんの。

みんなサラッサラな顔してサッカー。

お前ら少しは悲しめ。

 

 

見終わってこの苦難(苦難言うな)を乗り越えた私から嵐オタに一つ言えることは、

公開日直前に相葉くんが出演していた翔くんの夜会が伏線だったということ。

これも見た人は分かるはず。

 

 

とまあここまで書いたわけですけど、

相葉くんが主演なんで、この世の人間はみんな見に行けと言いたい。

興行収入上げてくれ。

 

 

実は私、10月1日の舞台挨拶に当たってこの映画を見終わったあと

相葉くん本人を目の前にしたんだよね。

もうね、必死に「この映画超最高だった!!!!(キラキラ)」みたいな顔して着座してたからね、私。

切り替え大事。

 

相葉くん、「この映画はホラーではないので親子とかいろんな人に見てほしいです。」「”それ”の部分以外の人間模様も見どころですね。」と言ってた。

相葉くんのこの過度に話を盛らないところ、大好きです。

 

さいごに、

映画本編と舞台挨拶全体通して何が一番怖かったかって、

舞台挨拶の質問コーナーで

「もし”それ”がいる森に行かなければならないとなったら何を持っていく?」

と言う質問に、他の演者は武器だのモノを持っていくと答えててたのに

相葉くんは「パンサーの尾形さん。なぜなら”それ”が襲ってきたときに身代わりにするから」って言ってたのが一番怖かったっス。

やっぱ相葉くん大好き!!!!!!!!!