ねえ??盛り上がってんの??

一般的なジャニヲタです。ジャニーズに生かされて生きる30代。

自担が退所することになった

「退所」

 

たった2文字なのに受け取る絶望感は計り知れない。

 

それは11月4日の夜11時過ぎ。

King & PrinceのFC向けに送られたメールからファンクラブサイトへ飛んだら書いてあった2文字。

 

 

彼らにとって「退所」がどんな意味を持つのか、

私たちは嫌というほど分かっている。

 

 

これまで何人ものジャニーズタレントが退所している。

それからの彼らは一定期間公の場に出てこれなくなる。

いわゆる“干される”というやつだ。

 

 

それを分かってての退所なので同情うんぬんの話では無いのだが、

ファンの気持ちを思うといたたまれない気持ちになる。

だってこれまではテレビなどを通じて彼らのことを知り、彼らの活躍を応援してきたから。

公に出てこないということはスポンサー獲得も容易ではないし、

その分ライブやイベントを実施できる機会も減る。

 

「退所」はタレントとファンの「別れ」を意味するのだ。

 

「別れ」は物理的に会えない(見れない)ことだけではない。

 

“ジャニーズ”という看板を背負っていない彼らを、

“ジャニーズ”としての自覚を持たなくなった彼らを、

私たちは今までと変わらず応援し続けられると果たして言えるのか。

 

ジャニーズ事務所は彼らをマネジメントしてきた。

どういうキャラクターでどういうコンセプトでグループを作っていくか、彼らのパーソナルな部分をいかしてのマネジメントもあるが、

これまで多くのタレントを世に送り出してきた実績を基にしたマネジメント方針は彼らの個性として我々は受け取ってきたし、そこが好きになったきっかけにもなっている。

 

タレントはイメージが全てとよくいうが、直接彼らとまともに会ったことのない我々が受け取れるのはあくまでマネジメントされた商品の彼らだということを忘れてはならない。

 

これは決してマイナスな意味では無く、彼らが夢を叶えるためにアイドルとしての正しい姿だと思う。

 

彼らの“中の人”はもしかしたらネガティブな性格かもしれないし、人並みに性格が歪んでるかもしれないし、私たちが好きになるには少し足りない人かもしれない。

 

ジャニーズでなくなった彼らを今まで通り応援できなくなってしまうことが、本当の「別れ」なのだ。

 

 

けど、そんなことはきっと我々オタクは分かってて応援してきた。

応援できてるこの幸せはきっと永遠ではないってことは誰だって心の片隅で思っていたことだ。

 

 

思っていても、その「別れ」がこんなに早く来るとは思わなかった。

 

 

私の自担の岸くんは、

King & Princeとしてデビューした時に

「デビューっていうのは結婚と同じで永遠を誓うもの」

と言っていた。

 

岸くんを応援し始めた頃、この言葉を言っている姿を見て、

なんて素敵な表現をする人なんだろう

ああ、この人ならばきっと大丈夫だ

と思った。

 

岸くんのファンになり4年と少し。

 

これまでの岸くんはいつも一生懸命で、自分に何が足りないか自分でよく分かっていてそれを埋める努力をする人だった。

 

先輩との会話で知らない言葉があると分かるまで調べるし、

英語の単語帳を持ち歩いて隙間時間に勉強するし、

宇宙に関する特番に一度だけ出演した時も事前に本を買って惑星のことを頭に叩き込んでくるし、

ダンスも歌も人の何倍も努力する。

 

 

ドリボの時なんて、あの多くの公演数とライブが被っていた期間、めちゃくちゃゲッソリ痩せてるのに笑顔で我々に笑顔を向けてくれていた。

 

 

私がそうだけど、

年齢を重ねるとできることにあぐらをかいてしまいがちで自分の足りない部分を知るなんてなんか怖くてできるもんじゃない。

ましてや、それを埋めるための努力もそうそうできるもんじゃない。

 

だけど岸くんはいくつになっても自分をよく見て血の滲む努力を続けてきた。

 

 

そんな岸くんの口から、目標と自分の実力の差を埋められなかったなんて言葉聞きたくなかった。

 

 

だから余計に悔しい。

岸くんが、5人のKing & Princeが、トップに駆け上がっていく姿を見たかった。

 

 

岸くんの

背筋が伸びた綺麗なダンスも、

伸びやかに透き通るような歌声も、

紡いでくれる言葉も

もっと見ていたかった。

 

 

現時点で、彼らの口からこの脱退騒動について語られてるのはFC動画とブログくらいなので

あれこれと憶測を述べるのはやめておく。

 

だからシンプルにイチオタクとしての私の感情を述べるとすれば、

ただただ残念な気持ちだ。

 

 

突然訪れた半年後の別れまでに

気持ちの整理がつくか、前向きに彼らの門出を祝えるかどうかまだわからないけど

彼らの口から、彼らの本当の考えが聞けるといいなと願うばかりである。