「アイドルでいてくれてありがとう。」
私はたまにこう思う。
それは例えば自担が、ブログなどで仕事が大変だったと綴っているのを読んだ時とか、インタビューで過去に辛いことを乗り越えてきた話を聞いた時とか、アイドルであるが故に彼らに訪れた”試練”と言う存在を改めて目の当たりにした時にふと思う。
彼らがジャニーズ事務所に入所した経緯が自分からだったかはたまた家族や親戚のお姉さんだとか、アイドルになったきっかけが自発的だったか不可抗力だったかは異なるものの、
今現在アイドルで居続けてくれている選択をしているのは彼ら自身なのだから、今その試練を受けてもアイドルを続けてくれていることに感謝の気持ちが溢れてくるのだ。
私たちが彼らを応援するのは自由意志だ。
推してる側の私たちの人生に彩を添えてくれている彼らだが、彼らを推さなくなったとて私たちが生活できなくなるかと言われればそんなことはない。
だが、彼らからしたらファン(自身のためにお金と時間を使ってくれる人を指す)が居なくなると死活問題だ。
彼らが自身の生活のためだけにアイドルで居てくれているなんてことはないと思うが(そう思いたい)、ファンがいてくれないと何もできないと言えるだろう。
このようなことは普段楽しく活動していると微塵も浮かばないことだと思うが、中にはこの力関係に胡座をかく人間がいるのも確かだ。
こんなに応援しているのだから何やっても何言ってもいいだろうだとか、逆に、ある程度人気だからファンの思いを蔑ろにしたり。
関係性のパワーバランスが少しずつズレてしまっている人たちをたまに目の当たりにするわけだが、この事象に対する解決策ってなかなか浮かばない。
結局お互いがお互いを思いやることでしか解決しないので根性論みたいなもんだ。
そうなるとそもそもの性格とか人格の問題になるし、ある程度の選別も必要かと思う。
実際は難しい、と言うか不可能だけどね。
今回、某グループの子が一部のファンからのマナー違反を嘆いているブログを更新した。
内容を見るとヤラカシとかオリキとかいう言葉で片付けるべきでないと思う。
これは、いじめ問題をいつまでも”いじめ”などと生やさしい言葉で扱い続ける世の中と同じ。
暴力は犯罪だからマジで。
彼らが健やかに伸び伸びと活動できて、できる限り長く私たちに夢を見せてほしいし、私たちは彼らの夢をできる限り叶えられるよう応援していきたい。
けど、一つ言えるのはこういう問題を本人たちが本人の口から(文字から)発信できる場があることが唯一の救い。
せめて、おかしな感覚をもっていないファンだけでも彼らが辛い思いをしないような応援の仕方をしていくべきであろう。
少しでも長く彼らを推していけるように。