2021年春ドラマで一番楽しみにしているドラマ、『コントが始まる』。
放送前から出演者の顔ぶれを見て楽しみにしていたけれど、第一話を見てみたらやっぱり面白くて、放送後にTVerでおかわりするくらいハマってしまった。
そんな『コントが始まる』、今(5月3日)の時点で第三話まで放送されている。
『奇跡の水』すごい良かったな~中浜さんと一緒。
今回の話は「孤独」。
中浜さんと春斗兄の共通は「孤独」。
二人とも誰に迷惑をかけるでもなく、ただ頑張ってきただけなのに、
社会からこぼれ落ちてしまった。
けどこれって誰にでもあることだと思うんだよね。
社会からこぼれ落ちる感覚って、「こんなはずじゃなかった」って感覚と同じで、
これはこのドラマの中だと、中浜さんと春斗兄だけじゃなくマクベス(「売れないはずでは…」)もつぐみちゃん(第二話でそれらしいこと言ってた気がする)もそう。
てか、この世の中ですべて思い通りに生きれている人って限られているし、
みんな思う当たる瞬間ってあるでしょ?
少なくとも私はある。
最初に社会からこぼれ落ちた経験は、学生時代に勉強しなさ過ぎて留年しかけた時とか。(自業自得)
社会からこぼれ落ちるのの何が怖いって、
気づいたら落ちてんの。
中浜さんも頑張ってたらいつの間にか仕事の責任を押し付けられて、
まずい状態の時にはすでに手遅れで、
周りに助けを求めるすべもわからない。
きづいたら一人で落ちてる。孤独。
人に助けを求めないタイプの人って、
周りからも助けを必要としないと思われちゃってて
周りも気づかない間に手遅れになっている。
このドラマ、劇的な出来事があるわけでもないんだけどさ、
誰かが助けるために何か特別なことをするわけじゃないんだけどね、
ただ気にかけられているということを感じてもらうだけで
孤独が少し和らぐんだよねきっと。
しかし、今回は中浜さん演じる有村架純の演技がすごくよかった。
この子こんなに演技うまかったっけ?
有村架純って、主役の妹役ってイメージが強くて普通に明るい女の子って役ばかり見ていたから
こんなに虚無になっている目見たことなかったな。
淡々と過去を語っているときの声色も視線もすごくリアルで
友達が目の前で語っているのを聞いている気分になった。
瞳に光がない役に合うな有村架純。
何気にこんなに次世代を担うスターがそろっているドラマが久しぶりな気がするなあ。
2000年~2010年までは学園ドラマ最盛期で
今となっては大活躍している30代前半の俳優が多く出演していたけど、
テレビ離れが加速し、演者に払うお金が無くなったのか
メインキャストが少ないドラマがほとんどになったもん。
ただ、今回の春ドラマは脚本や演者、主題歌まで結構いい感じのものが多くて、
まだまだ日本のテレビドラマもイケるなと感じている今日この頃です。
(愛の不時着にはまってから少し前まで韓流ドラマしか勝たんとか言っちゃってたけど)